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2017年10月 1日 (日)

ドイツ記⑤ゲメール・デ・ガレリと装飾美術館

こんにちは。

ドイツ記⑤

ベルリンの美術館、博物館めぐり。

今日はその2回目です。

イタリアでレオナルド・ダ・ビンチや

ラファエロなどが活躍していた

ルネッサンスと呼ばれる頃、

もっと北のドイツやオランダでは

「北方ルネサンス」とよばれる一連の

絵画の動向がありました。

そもそも油絵具はこの辺で

作り出されたという説もあります。

Gareri50

ここゲメール・デ・ガレリにはその頃活躍した

ブリューゲルやホルベインなど15世紀から

18世紀くらいまでの絵画がいっぱい収蔵

されています。

私の大好きなヒエロニムス・ボッシュも

フェルメールもあります

ヽ(´▽`)/∑(゚∇゚|||)

Gareri10

まずはこの人。16世紀フランドル絵画の巨匠

ピーテル・ブリューゲル。

そう、今年5月「バベルの塔」がやってきましたね

w(゚o゚)w

私東京まで見に行きました。

(叔母のお葬式もあったので(^-^;)

Baberu

あまり大きな絵ではありませんが

この中には米粒ほどの人物が実に

1400人も描きこまれていて皆が

色々な事してるんですよー

Σ(゚□゚(゚□゚*) (´,_ゝ`)

(ここには「^バベルの塔」はありませんが・・)

Gareri17

この人は農民を描いたことでも有名です。

一般庶民の生活の様子も。

Gareri9

当時の魚屋さんってこんな感じだったのね。

Gareri14
めっちゃリアルで面白いですよねー

(゚ー゚;\(;゚∇゚)/

私大好きです、こんなの。

**--**--*::

そしてこの人に影響を与えたという

凄い人ヒエロニムス・ボッシュ。

Gareri20

昔初めてこの人の絵を画集で見たとき

衝撃を受けましたΣ(゚д゚;)

なにこれ??って感じ。

Gareri19
地獄の様子ですね。

Gareri41
上は天国です。マリア様や天使がいる。

Gareri43
地獄に落ちるとこんな目にあうぞー

みたいな(゚ー゚;

でもなんかユーモラス(^-^;

人間の本質的なものを痛烈に表現し

風刺するものとして当時から絶大な人気

だったようですが今でも謎の多い人物とか。

Gareri44

ちゃーんと3枚組の祭壇画みたいになってます。

でも天国ばっかりの綺麗な絵よりこっちのほうが

よっぽど魅力的なのは何故でしょう??

(^-^;

***--***--*:::

さて次は画材メーカーの名前にまでなってる

かのハンス・ホルベイン。

16世紀ドイツの巨匠ですがスイスでも

活躍した肖像画家です。

Gareri37
おおホルべインの実物だー(゚▽゚*)

Gareri16
この人の絵は衣服や周辺の小物やガラス

などの質感を実に緻密に描写してあるのが

特徴です。

16世紀に既にここまで油彩画の技法は

進んでいたのかと驚かされます。
Gareri38

この赤い布の実物がどこかの美術館に

展示してありました。どこだっけー??

色々見すぎてわからなくなった

(^-^;

**--*:--**--

さて、次はまたまた私の大好きな17世紀

オランダの画家フェルメール。

この人の「真珠の耳飾りの少女」がここに

あると聞いて楽しみにしてましたが

今回はこれでした(^-^;

Gareri24
いやーこっちのほうがむしろ良かったかな

というくらい。やっぱり、すりガラスから

差し込む柔らかな光の表現はさすが

\(;゚∇゚)/

Gareri25
お酒や楽器は当時は「淫らなことの象徴」

とされていました。(^-^;

この絵には「女にお酒を飲ませて変なこと

するなよー」というキリスト教的隠喩が

込められていたのです。

当時のヨーロッパは100パーセント

キリスト教社会だったのですね。

それにしても良く描き込んであります。

この人の絵は世界に数点しかありません。

::::**::**:::**::

さて次はこの人。

Gareri32

17世紀オランダの巨匠

レンブラント・ファン・レイン。

生涯にわたって自画像を描き続けたことで

有名です。

Gareri34
ここは広々とした「レンブラントの部屋」。

大体欧米の美術館は広すぎて

自分が今どの辺にいるのか訳分からなく

なるんですよ(;д;)(^-^;

「あなたは今ここにいます」みたいな

表示があったりして(;´▽`A``

Gareri35
でもやっぱ上手いなー。

老いの孤独感が実に良く表現されている。

17世紀になるとやっぱり技法も進んでますね

(゚ー゚;

最後(というか実際はわんさかと作品が

あるのですが)はこの人。

Gareri48
ルーカス・クラナハ。ルクレチアシリーズ。

16世紀ドイツの画家。16世紀なのでまだ

少し硬い感じはしますが妖艶です。

当時カトリック教会の神父さん達が

競って買い求めていたという俗っぽさ

(^-^;

Gareri49

ドレスデンにもクラナハ作品は沢山ありました。

当時は大きな工房でいっぱい注文を

受けていたんですね。

このほかイタリアルネサンス絵画

(ボッティチェリ)なども沢山収蔵してあります。

**--**--**--

さて、お腹一杯の絵画を観たあとは

お隣の「装飾美術館」に行ってみます。

Sousyoku60
先週もお伝えしました、ここです。

外観のモダンさとは裏腹に

中世から19世紀くらいまでの

工芸品などが多数収蔵されていますが

19世紀から20世紀にかけての

女性のファッションの変遷の展示も

あって嬉しいです(*^-^)

Sousyoku27

まず感動するのは展示の上手さ。

Sousyoku37
真っ暗な空間の中で女性のファッションの

歴史が年代順に浮かび上がるように

美しく展示されています。

w(゚(*゚▽゚)ノ


では見ていきましょう。

Sousyoku31

Sousyoku30

19世紀までの上流階級の女性は

常に「自分が美しく見える」には

どうしたら良いか?ということに

全エネルギーを注いでいました。

ウエストはコルセットでぎゅうぎゅうに

縛り込んでいました。(。>0<。)

Sousyoku22

Sousyoku25

Susyoku29

20世紀初頭になると幾分シンプルに

なってきたようですがそれでも

1日に何回もドレスを替えるなど

「男性にとってのお人形」「籠の鳥」

状態だったのです。

一方下層階級の女性達は

「安くて便利な労働力」そのものでした。

どこの国も。

Sousyoku20
20世紀に入り、1900年にパリ万国博覧会が

開催されると、人々は近代文明を目の

当たりにし、女性の服飾の分野でも

少しずつコルセットからの開放が

進んでいきました。

Sousyoku17


Sousyoku14

でも一気にそうなったわけではなく

まだまだ「優雅さ」や「可愛らしさ」が

一番の価値だったことも伺えます。

Sousyoku18

がしかし(lll゚Д゚)

Sousyoku4

第1次大戦後には次第に女性の

正装にも「大胆さ」が表現されるように

なっていきました(ノ゚ο゚)ノミ

Sousyoku5

Sousyoku6


そして次第に女性はコルセットから

完全に開放されていき・・

Sousyoku11
1920年ころにはにはとうとうこんな感じに・・

w(゚o゚)w

なにもここまでユルユルにならなくても

って感じもしますが(^-^;

これならお腹大きくなっても大丈夫?

(^-^;

髪と帽子も18世紀マリー・アントワネットの

時代にはこれでもか?という仰々しさ

と豪華さだったわけですが・・

Img_0

この時代になるとだいぶシンプルに・・

Sousyoku23

Sousyoku9


Sousyoku24


というかドレスのかたちと丁度合う程度の

豪華さといったところでしょうか??

Sousyoku28


Sousyoku29


Sousyoku8

そして時代はさらに進んでいき・・

Sousyoku12


ドレスの丈もぐっと短くなっていき

女性はどんどん活動しやすくなって

いきました。ヽ(´▽`)/

Sousyoku10

うーんカッコよくなってきましたねえ。

Sousyoku36

そして第2次大戦後になると更に

女性の社会進出と自由度は進み、

パンツスタイルや超ミニスカートなど

w(゚o゚)w

当時の保守的な男性はついていけない

(今でも?・)

Σ(゚д゚;)(;ω;)

というくらい女性のファッションは

前衛的に変化しました。

いやー本当に激動の20世紀というのは

女性のファッションに象徴されていますね

(lll゚Д゚)

Sousyoku33

Sousyoku35

正装もシンプルな中に優雅さや知性を

感じさせる洗練されたものになって

きて・・(゚ー゚)

今でも記憶に新しい(私だけ?)

故ダイアナ妃のワンショルダーの

ドレス。

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私はこれが一番素敵と思っていたのですが

日本人デザイナーの作品だったんですよ。

日本人の美的センスは素晴らしい

w(゚o゚)w(゚▽゚*)

とここで言うのも関係ないですが

(^-^;

私は今の若い人達の才能には

着目しています。

素晴らしい日本の才能が一杯育ってほしい

\(;゚∇゚)/

と願いながらこれからもささやかに

教室を続けていきます。

o(*^▽^*)o

・・さて来週からはいよいよベルリンに

多数ある「負の遺産」巡りです。

これが旅の最大の目的でした。

悲しく辛い戦争の歴史を

勉強していきましょう。

まず最初は「ベルリンの壁」から

スタートします。

お楽しみに(*^-^)

アートスタジオ海の中道

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