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2017年12月10日 (日)

ドイツ記⑮アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所2

こんにちは。

ドイツ記⑮アウシュビッツ強制収容所2

今回はポーランド・アウシュビッツ第一

収容所に隣接するビルケナウ収容所

(第二収容所)についてお伝えします。

****--***

先週お伝えした第一収容所から車で5分も

行かないところにあります。

第一収容所だけではすぐに「手狭」になって

きたためナチスは隣接するこの広大な

ビルケナウの土地に第2収容所を建設

しました。東京ドーム37個分の広さです。

ここに約300の施設が被収容者によって

造られました。

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私が行ったのは7月でしたがこれは

冬の風景です。

この地域は夏は最高37度、冬は最低

マイナス20度といわれます。

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この限りなく続くような長い道を歩きました。

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前を歩くのは一緒のグループだった同じ歳の

オーストラリア人女性。私と同じように

ひとりでクラクフにやってきたとのこと。

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イスラエルの国旗を持ってきているユダヤ人

の人もいます。

それにしても暑い!

ここを歩くだけでもそうとうきつい・・汗・

ここで強制労働なんて。

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かなり歩いたところに人々が詰め込まれて

きた貨車がそのまま残されています。

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これがキーファーの絵にも描かれていた

あの線路跡です。映画にもでてきます。

ヨーロッパ各地から連れてこられて一つの

線路に収束する。

悲劇を象徴しているようです。

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勿論周りは高電圧有刺鉄線で囲まれて

います。


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常に上から監視されていたのでしょう。

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何重にもなっていたようです。

***==***==

第一収容所は元ポーランド兵舎だったので

少しはましでしたがここは満足な基礎工事

もなく床がない。

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ひとつのスペースに平均2人以上。

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湿地帯の上などより環境の悪い所に

女性専用棟があったといわれています。


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:::::****::::*****

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これはここに建設されたガス室を含む

複合施設跡ですが、撤退時に証拠隠滅の為

ドイツ兵により爆破され、原型を留めて

いません。

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これは第一収容所に展示されている

ビルケナウ第2収容所のガス室の模型です。

一度に1500人を殺害することが出来たと

いわれています。

::::***::::*****:::::

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広々とした中にいくつもある焼却炉。

・・30年以上前にメリル・ストリープ主演の

「ソフィーの選択」という映画がありました。

何を選択するのだろうと思って

観に行きました。・・・何と主人公ソフィーは

2人いる子ども(男の子と女の子)の

うちどちらかを選べと迫られるのです。

そして選ばれなかった子は焼却炉に

連れて行かれるという・・。

今まで色々な映画を観てストーリー

の詳細は忘れましたがこれだけは

忘れられません。

メリル・ストリープの悲しみの熱演も。

ここを歩きながらそればかり思い出して

いました。・・・・・・・・・

***--***--**

因みに・・

これは第一収容所展示室入ってすぐの

ところにある被収容者が焼かれたあとの

灰です。・・・・・

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***==:::***===

・・・・・ところでベルリン市内には過去の

ナチスの過ちを検証して反省する博物館や

資料館が多数ありますが、このホロコースト

記念館は2711基のコンクリート柱が

斬新です。

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ここが入り口。

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それまで虐殺されてきた何百万人という

ユダヤ人の人々を鎮魂する象徴となって

います。2711という数に特に意味はなく、

敢えてシンボル性を無くしてありますが

却ってそれが悲しみを増大させます。

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老若男女色々な人を連想させる・・・

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出口から外にでるとこんな感じで方向も

わからず不安になります。

****==***==

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中にはまだ平和に暮らしていた頃のユダヤの

人達の普通の様子の写真が・・。

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おそらく連行されていった家族の写真だと

思います。(日本語ガイドなし、残念)

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・・・これはもう胸にダビデの星を

つけてます・・・・・。

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この方誰だか分かられる方おられましたら

私宛にメッセージください。

芸術家は気になる。

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こんな立派な人達が・・と思って

しまいます。

***==***==***

ナチス政権下で次第にユダヤ人差別が

ひどくなってきた様子は他の博物館にも

展示してありましたが・・

こんな職業の人がユダヤ人です・・という。

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医師、弁護士、聖職者、芸術家、コメディアン

技術者・・?・・・

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****==****===

・・・・数々のむごたらしい写真も・・

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・・・・見るに耐えないようなのが次々に・・

ネット上にも沢山あがってますので・・

でもよく撮れたな、残ってたな、と思います。

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****==***==***

連行される前に家族や親類などに宛てた

手紙はこのようなかたちで公開されています。

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原爆の証言もこんなふうすれば・・と思わず

にはいられません。英語訳がついています。

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私も時間の許す限りひとつひとつ読んで

いきました。

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一番心が痛んだのはこれでした。16歳くらい

の少年が父親に書いた手紙。

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お父さん、僕たちは生きたくてたまらないけど

死ななければならないね。

僕はまだ死にたくないよ、怖いよ。

噂は恐ろしい。小さい子は生きたまま穴に

投げ入れられているらしい。ガスで殺され

てる人もいるらしいし、強制労働させられ

てる人も・・

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お父さん、永遠にさようなら。やさしくキス

したい・・・・・・・・・。

・・・・読みながら涙が出ました。

読んだお父さんもたまらなかったでしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

他にも色々な手紙があったらしいですが

多くが失われたとのこと・・

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ナチスは様々な方法でユダヤ人を殺害した・・

そこで人間が耐えられるのは1ヶ月くらい・・

撃ち殺されたれり・・・・

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・・・極限状態に追い詰められた人達の魂の

叫びが聞こえてくるような・・・・

****==*****==

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世界中から色々な人が来て勉強しています。

地元の若い人かも。

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生還者の証言コーナーも。

・・・・・それにしても展示の仕方が上手い。

原爆のこともこんな風にしたらもっと若い

人達が喰いついてくれるのではないかと

思わずにはいられません。

**==**==**

歴史は繰り返す。

ネットが普及した今はその危険性が

増していると思われます。

どうやったら繰り返さないのでしょうか??

国民が常に政府を監視すること。

そういうことを実行して次世代に教えて

いくのが私たちの務めかもしれません。

*****==****===

・・・さて暗く悲しいのが続きましたので

来週はぐっと明るく、スイスの

ティンゲリー美術館と世界一大きな

アートフェア「アートバーゼル・スイス」

についてお伝えします。

お楽しみにヽ(´▽`)/

https://studio.artuminaka.com/

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